東洋的一元観とマインドフルネス

東アジアには欧米の二元観とは異なり、自他不二の一元観があります。例えば、東洋哲学(西田哲学)では自己中心的な視点を超越し、自分と他人、自分とその周りの世界などの区別や対立を超えて世界を捉える考えかた(哲学)が存在します。

西洋的二元観に基づくマインドフルネスがこころの浅い部分を取り扱う場合には支障ありませんが、深層心理に問題を抱えている場合には普及している西洋的二元観のマインドフルネスでは問題を解決できない場合が出てきます。例えば死にかかわる悩み、生きる意味の悩みなど自己とはなにかについて探求せざるを得ない場合などです。私たち現代人の多くが西洋的思想になじんで生きていますし、そこで普及している一般的マインドフルネスも、その多くはこころの浅い部分を対象とするものです。

このサイトで提供するSIMTは、東洋的一元観に基づくことで、自己や死といった根源的な問いに対して、悩みや苦難を乗り越える生き方をマスターできるものです。心の病気だけでなく、自己や他者、死生の問題まで守備範囲とする、深い東洋的マインドフルネスは混迷の時代に貴重な光を届けます。

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